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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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福本隆也/アメリカ皮膚病理学会参加記2
学会は朝6:30 !からです。木村先生は7時からのSelf Assessment Aへ。僕はフロアにおいてある朝食をとって、少しポスターを見て、8時からのShort Course Iを途中まで聴講。LeBoit 先生のGranulomatous slack skin, Hood 先生のGVHD、Kamino 先生の Kamino bodyの講演を聞いてからSelf Assessment Bへ。Self Assessmentは一回に100人ずつで、顕微鏡の前に座って順番に標本をまわして、自分で診断をつけていきます。これがまた、難しい例が多く、みたことのない疾患もたくさんあります。全部で51題あって、1枚を2分で次の人に回さなくてはならず、集中してみますのでぐったり疲れてしまいました。ここで昼休みです。
サンドイッチをもらってメインホールで食べていると、すぐにoral sessionがはじまってしまいました。昼休みも発表しているんですね。14:30からは軟部腫瘍で有名なDr. Fletcherの講演を聞きました。
そのあとは、consultation sessionやself assessment Cで、僕は特に予定がなかったので、ホテルで休憩。
さて、夜はPresident's Reception & Banquetです。少し離れたJ. F. Kennedy Library and museumというケネディ大統領記念館みたいなところでReceptionがありました。ここではアメリカでDermatopathologisitとして仕事をしている日本人のDrと話すことができましたが、彼も1日200くらいのreportを書いているそうです。
アメリカにはそのようなDermatopathologistがたくさんいるようです。記念館を見学してから夕食です。ボストンなのでロブスターでもでないかなあと期待していましたが、でかいチキンでした。残念。
木村先生はいろんな人をみつけてあれこれしゃべっていますが、僕はあまりしゃべれず。こういう席では英語力がないのがとても残念です。
福本隆也/アメリカ皮膚病理学会参加記
今年のASDP(American Society of Dermatopahology)のAnnual meetingは10月の14日から17日までボストンで行なわれました。ASDPについては皮膚科の臨床で埼玉医大病理の清水教授が書いておられたように(45;1177-1185、2003)、教育的なセッションの多い皮膚病理の学会です。この文章を読んでから是非行ってみたいと思っていましたが、札幌へ来たこともあって時間がとれたので木村先生と参加してきました。日本からの参加者は少なく、アメリカ皮膚病理学会へ参加を考えておられる方の参考になるかもしれませんので、学会の様子を書いてみます。

10/14
この日は16時からレジストレーション開始。参加については前もって学会のWebSiteで申し込んでおきます。コンサルテーションのセッションはそのとき申し込まなかったので、どこかあいてないか聞きましたがどこも満員といわれてしまいました。ちなみにSelf AssessmentやConsultationは別に参加費が$100かかります。
19時からDuelです。これはfellowやresidentが1時間ちょっとのあいだに12題の発表をして、最終日に賞が与えられます。
20時すぎからはInstructive cases with Instructive dermatologists という講演。5人の有名な先生が診断にひねりのあるcaseをプレゼンテーションするのですがどれも中身が濃くて勉強になりました。HIVに関連したものも二つありました。
このセッションだけでなく感じたことですが、HIV感染患者ではさまざまな疾患が特異な組織所見をとったり、普通見ない日和見感染がおこるため、そのあたりの知識にも精通しておく必要があると思います。
それ以外では研究所で問題にしている話題とかさなる講演も多く、同じことに問題意識を持っているのだなあと思いました。終了は22時前。木村先生にいろいろな先生に紹介してもらいました。Dr Hideko Kaminoとも握手。
福本隆也/研修医日記
奈良から来た福本といいます。7月半ばから研修させてもらっています。
おくればせながら、研修医日記を書いていこうと思います。
木村先生との出会いは1998年の第6回札幌皮膚病理セミナーでした。
それまで、皮膚病理に関心はあったのですが、標本をみてもなかなか診断を付けることができず、せっかく生検して標本にはいろんな細胞が出てきて、いろんな像があるのにそれが読めないのがとても悔しい思いをしていました。とくに炎症性の皮膚疾患はむつかしく、こんなのわかる人がいるのかしらとさえ思っていました。
このときの札幌セミナーはAckerman先生がHistologic Diagnosis of Inflammatory Skin Diseasesの第二版を出版されたときで、セミナーは大変面白く、非特異的な炎症と思われるようなものも特異的な診断ができるということをAckerman先生が明快に講義され、わかるようになるんだなと大感銘をうけました。
コンサルテーションのコーナーがあって、わからない標本を持っていったのですが、このときの担当が木村先生であっさり、診断をつけていただきました。それ以降、皮膚病理を勉強しようと決心して、セミナーのたびに札幌へ行き、研究所を開設されてからは数日とか1週間とかで何度も勉強に来させてもらっていましたが、皮膚病理の面白さ、奥深さに惹かれてとうとう長期間の研修に札幌へ引っ越して来てしまいました。
これから、ときどき日記を書いて皮膚病理の面白さを伝えていけたらと思います。よろしくお願いします。
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