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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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中村好貴/研修医日記2
山口に戻ってから1週間が経ちました。たまった仕事に追われる毎日を送っていますが、バーチャルスライドを見ながら、とても充実した札幌での生活を懐かしく思っています。

2ヶ月間と短い期間でしたが、今後も皮膚病理研究所で学んだことを基礎として、皮膚病理の勉強を精進していきたいと考えています。インターネットを通じて勉強できる環境を木村先生が作っておられるので、自分のやる気しだいで、研究所にいた頃と同じくらいの勉強ができると思っております。札幌で受けた刺激を、いつまでも持続させていきたいです。

 とても充実した研修を送らせて頂いた、木村先生、阿南先生、スタッフのみなさんにとても感謝しています。ありがとうございました。この貴重な研修で学んだ知識を、すこしでも周囲に伝えることができれば良いなと思っております。まだまだ行き残したところがあるので、次回は夏の北海道を訪れたいです。

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中村好貴/研修医日記1
1月末より2ヶ月間研修させて頂きます、山口大学皮膚科から来ました中村好貴と申します。
研修期間の半分が過ぎましたが、毎日たくさんの病理組織をみせて頂き、とても充実した研修を行っております。
一番寒い時期の札幌ですので心配しておりましたが、風邪や雪道で転倒することもなく生活しております。
残り少ない研修期間ですが、少しでも多くのものを吸収して山口に帰りたいと思います。医局員が少ない中、このようなすばらしい研修の機会を与えて頂いた、武藤教授ならびに医局員のみんなにとても感謝しております。
中村好貴/Report
閉塞性動脈硬化症(ASO :arteriosclerosis obliterans)
末梢動脈疾患(PAD : peripheral arterial disease)


日本では「閉塞性動脈硬化症」もしくは「慢性動脈閉塞症」と呼ばれているが、海外ではPADという疾患名が一般的である。50歳以上の高齢男性に好発するが、喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症等の動脈硬化の危険因子を有しているものが多い。腹部大動脈を含め四肢への主幹動脈,特に腸骨,大腿動脈が侵されやすいが,糖尿病患者や透析患者では下腿病変を合併しやすい。ときに、①閉塞、②血栓、③プラーク破壊などにより急に症状が現れることがある。

①皮膚所見
 慢性的な末梢の血液供給不足を反映して、下肢から足、趾先にいくほど、冷たく、皮膚組織が非薄(光沢をもつ)になり、鱗屑が付着(角化貯留)して、乾燥し、毛がなくなり(末梢の萎縮を反映して)趾爪がより内側に彎曲する。病状の進行とともに、下腿末梢の血管、足背・前脛骨・腓骨動脈などの拍動が触れにくくなり、肢端チアノーゼ、潰瘍を呈する。

②病理所見
1.動脈病変
 弾性・筋性動脈の内膜の一部に突出したプラーク(cholesterol plaque)があり、その部は脂肪(コレステロール)、貪食組織球、平滑筋細胞、線維芽細胞から成る。被覆している内皮細胞の剥離により血小板が付着して血栓へ成長し、それにより内腔がほぼ閉塞することもある。経過とともに中膜の線維化が強くなり、石灰沈着、筋層の線維性萎縮が著明になる。ときには破壊されてコレステロールシャワーとなり末梢へ流出する。

2.潰瘍病変
 病変の中心は乾燥した凝固壊死であるが、次第に潰瘍の周囲組織から多核白血球を伴った炎症細胞が浸潤して、壊死組織を融解させる。その結果、壊死組織は脱落し、その欠損周囲が線維化する。
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