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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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長谷井麻希/3ヶ月の研修を終えて
 3か月間の研修を終え金沢に戻り2週間。
振り返ってみると、きっかけは夏に開催された神戸での基礎編セミナー。周囲の先生方の「勉強になるから行ってきたら?」という勧めもあり参加させていただいたのですが、その2日間は主要な疾患と病理用語が、私にとってはフルスピード!という感じで駆け抜けていき、同時に皮膚病理の難しさと奥の深さを感じ、この2日間では頭に入りきらない、自分で診断する面白さも身につけたい!という気持ちになり、勢い余って思い切って3カ月の研修を申し込ませていただきました。

 初の北海道。しかも真冬!!
不安もありましたが、1月半ばより研修スタート。正直はじめの1週間は木村先生の言葉を理解する以前にスピードについていけない感じで、頭の中に「??」が飛び交い質問もできない状態でいましたが、そんな私に木村先生は「3か月後が楽しみだね。今は言葉が出てこないだろうけど、少しずつでも頑張っていこう」と言って下さり、焦ることはやめてまずは標本を見慣れる事からはじめました。すると段々と所見が頭に入ってくるようになり、3週目頃にはなぜこのように診断できるのかという根拠が自分の中に言葉として現れ、徐々に診断できる疾患が増えた事を実感することができました。

 木村先生がおっしゃった、診断するという事だけが大事なのではなく、経時的変化やそれに伴う二次的変化、臨床像との比較、その患者さんに何が起こっているのかということを考える・・・。
診断に至るプロセスの中に、たった数ミクロンの小さい切片から多くのものを得ることができることが驚きであり、それが皮膚病理の面白さであると思います。また同時に、診断する上で臨床情報が大きなヒントになる事があり、臨床医として皮疹からどれだけの疾患が考えられるかが大事であること、少なくとも病理依頼書に「皮膚腫瘍」としか書けない(?)皮膚科医(これが意外に多い事にびっくり!)にはならない!と皮膚科臨床医としても改めて考えさせられました。

 札幌での生活は思った以上に充実したものになり、北海道ならではの食べ物(ジンギスカン、スープカレー、札幌ラーメン、海鮮・・・)や、雪祭り、週末は地下鉄に乗ってお買いもの・・・。寒さに負けて風邪をひきつつもこの時期だから味わえる北海道の雰囲気を充分に楽しませていただきました。
毎週の北大病理部や皮膚科のカンファの参加、皮膚を見る会や地方会への参加もいい刺激になりました。

 多くの知識と刺激を与えて下さった木村先生をはじめ、忙しくても親切に解説してくれる阿南先生、一緒に研修したいつも笑顔でチャーミングなSelviさん、そして一連の事をスムーズにしてくれているいつも優しいスタッフのみなさん、北大の先生方、そして私の希望に「頑張っておいで」と快く送り出して下さった金沢医大の望月教授と医局員にとても感謝しています。ありがとうございました。この経験を無駄にしないように今後も頑張っていきたいですし、学んだ事を周囲にも伝える事が出来ればと思っています。
最後に・・・北海道まだまだ行き残したところがあるので、今度は雪のない時期に行きたいです!!
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