FC2ブログ
研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
200202<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>200204
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
高井利浩/研修医日記(3月)
3月1日
今日から3月、道路に残る雪もそろそろ本格的に減っていくだろうか、歩きやすくなったらうれしいなあ、と思っていたら、この週末は寒波がもどるそうな。春まだ遠く、寒い札幌はもうしばらく僕を悩ませそうだ。寒いのは厚着をすればなんとでもなるが、雪がふって頭やカバンに積もるのと、道が凍って滑るのが困りものである。札幌にきてから、歩いてて足を滑らせて転んだのはまだ一回だけだが、いい歳をしてドタッとこけるのは精神的ダメージが結構大きい。転ばないように気をつけてしずしずと歩くのも疲れるのだ。早く暖かくなってほしいものである。


3月4日
先週の日記で、雪が頭に降るのがかなわん、と書いたら、木村先生が優しいことに「これを使ったらいいよ」と、帽子を出して下さった。NFLの49ersのキャップで、実に格好いいやつであった。かぶると、確かに頭に雪が積もらなくてすむし、しかも暖かいのだ。さっそく、ありがたく帰り道にかぶって帰ったのだが、、、、しかし、、しかし、である。僕のような頭のでかい奴には、このキャップというものが全く似合わない、ということを失念していたのだ。家に帰り着き、鼻歌まじりに鏡を見ると、、、、鏡にうつる、帽子をかぶる自分の姿は、どこからどう見ても爽やかさの欠片もなく、ダフ屋のおっさんにしか見えないのであった。夜以外には帽子かぶるまい、と堅く心に決める僕だった。


3月5日
早いもので、この研究所での研修が始まってから一ヶ月が経った。とにかく、皮膚科医となって以来、こんなに多くの組織標本を日々見ているのは初めてである。これまでは「たまに見かける」というレベルであった疾患が、「しょっちゅう見る疾患」になっていく。(つまり、今まで「しょっちゅう見ていた」疾患は「やたらと見る」疾患に格上げとなっている。)この調子であと二ヶ月足らず、できるだけレベルアップしたいものである。仕事もせずに病理の勉強ばかりしているのだから、進歩しないと罰が当たろうというものだ。


3月6日
いつもの水曜と違い、今日の午後は旭川医大の皮膚科の組織検討会に参加する。時々木村先生を呼んで、対象となるケースを検討されているそうだ。参加する、といっても、札幌から旭川は、JRの特急に乗って一時間半かかり、なかなかの長旅である。旭川というのがまた寒いところで、札幌よりもさらに雪深く、風も強い様に思えた。駅からさらに30分くらいかかるのだが、旭川医大の検討会も非常に興味深い、内容の濃いものであった。特に助教授の山本先生は、全身から皮膚病理が好きだ、というオーラが出て見えそうなほど生き生きとディスカッションしておられた。関連病院からも診断の困難な症例の呈示があり、ずいぶん充実したひと時であった。


3月7日
今度、木村先生が講演で軟部腫瘍の話をするとのことで、そのカテゴリーの疾患の標本を集めて資料を作ろう、ということになった。その方面は僕自身、あまり得意でないというか、なじみの浅い分野だったので、わざわざその機会を設けなくても、集中的に勉強できるまたとない機会が訪れたことになる。標本出しも、研究所のスタッフの方々との協力でできるし、ラッキーなのだ。木村先生はこういう見直し、まとめの作業を事あるごとにされているわけで、そりゃ知識も豊富になるというものだ。早いうちに進めておこうと思い、今日の午前から始めたが、全体の3分の1程しか進まなかった。明日、皆でやれば出し終えることが出来るだろう。


3月8日
午後から出張にでていたので、結局標本出しの残りの部分は、スタッフの方達がしてくださった。夜になって研究所にもどってみると、完璧に揃えられ、整理された標本が並んでいた。また、お礼をしないといけないなあ。
スポンサーサイト
copyright © 2018 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。