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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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福本隆也/アメリカ皮膚病理学会参加記4
学会最終日です。この日は午前中だけです。
木村先生が時間の都合でGottlrieb先生のコースを別な時間帯に変更したので、余ったチケットを譲ってもらって、朝7時からGottlieb先生のConsultation sessionへでることができました。
Consultationは各時間帯に2コースあって、受講者8人が講師の先生とディスカッション顕微鏡をみながら講義を聴いたり、自分の症例のコンサルテーションをすることができます。今回は残念ながら自分の症例を持ってこられなかったので、他の人の症例のconsultationを聞いていました。 もちろん質問も自由にできます。
テーマはmelanoma or notなのですが、soft tissue tumorやneuroendocrine tumorをもってきてる人もいました。このsessionは講師の先生といっしょにじかに顕微鏡をのぞけるのでとても勉強になります。
そのあとはSlide libraryへ行ってまだ見ていない標本を順番に見ました。これも日本ではあまりおめにかからない感染症や、じかに標本をみる機会がなくテキストでしかみたことのない病気がたくさんあって、大変ためになりました。
のこった時間でShort Course IIIを聞いて12時で学会は終了しました。
学会の印象ですが、なによりdermatopathologistやdermatopathologyに関心を持ったdermatologistやpathologistがたくさんいることに驚かされましたし、皮膚病理組織診断についての理解や能力の向上という目的にあったコースやセッションがたくさんあるのがすばらしいと思いました。
アメリカでは皮膚病理のトレーニングプログラムをもっている施設も多いようで、トレーニング中のfellowもたくさん参加していました。全体としてアメリカの皮膚病理組織診断のレベルの高さと教育の充実を感じました。
ASDPのmeetingは2005年はシアトルで10/20~23にあります。西海岸のほうがずっと近くて行きやすいですので来年も是非、また参加したいと思いますし、日本からも多くの方が参加されることを願います。
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福本隆也/アメリカ皮膚病理学会参加記3
朝はやはり6時半からです。この日は夜にEvening Slide Seminarがあります。
その標本15例を前もってみて診断をつけておかないといけないのでまず検鏡室へ。もちろん、みておかなくてもよいのですが、一度みて考えておいたほうが絶対勉強になります。検鏡室にはその他にSlide Libraryといって、教育的な症例100例が、顕微鏡の横においてあります。これは毎年違うものがおかれます。各顕微鏡の横には標本と簡単な病歴、考えられる診断が5つ書いてある紙がおいてあり、参加者が各自考えられるようにしてあります。
その裏に解答と解説、文献がついていて、それを見て勉強することができます。多くの人が熱心に検鏡していました。
8時から12時までは昨日のSelf Assessmentの解説。5題ずつ出題したDrが解説していきます。日本ではあまり聞いたことのない疾患、病名が結構出てきます。今回から、各症例の顕微鏡写真の画像をCDでハンドアウトに添付したとのアナウンスがあって拍手がおこっていました。やっぱり画像がないと復習できないですからうれしい限りです。
午後は少し時間があったのでボストンの街へ散歩に。もどってきてからは、口演をきいて、ポスターを見学。ポスターは明日にははがされてしまうので、今日のうちにだいたい見ておきたかったからです。ポスターだけでも200枚以上あって、みるだけで大変です。
日本からは埼玉医大の先生方がたくさん演題を出していました。
19時からEvening Slide Seminarです。朝から見ておいた標本の解説がありました。
このセッションではビールと簡単なおつまみがついています。ボストンはSamuel Adamsという有名なビールがあるので、それを2本飲んでポップコーンを食べながら聞いていると途中から猛烈な眠気が襲ってきて終わりのほうは寝てしまいました。もったいない。終了は22時。
福本隆也/アメリカ皮膚病理学会参加記2
学会は朝6:30 !からです。木村先生は7時からのSelf Assessment Aへ。僕はフロアにおいてある朝食をとって、少しポスターを見て、8時からのShort Course Iを途中まで聴講。LeBoit 先生のGranulomatous slack skin, Hood 先生のGVHD、Kamino 先生の Kamino bodyの講演を聞いてからSelf Assessment Bへ。Self Assessmentは一回に100人ずつで、顕微鏡の前に座って順番に標本をまわして、自分で診断をつけていきます。これがまた、難しい例が多く、みたことのない疾患もたくさんあります。全部で51題あって、1枚を2分で次の人に回さなくてはならず、集中してみますのでぐったり疲れてしまいました。ここで昼休みです。
サンドイッチをもらってメインホールで食べていると、すぐにoral sessionがはじまってしまいました。昼休みも発表しているんですね。14:30からは軟部腫瘍で有名なDr. Fletcherの講演を聞きました。
そのあとは、consultation sessionやself assessment Cで、僕は特に予定がなかったので、ホテルで休憩。
さて、夜はPresident's Reception & Banquetです。少し離れたJ. F. Kennedy Library and museumというケネディ大統領記念館みたいなところでReceptionがありました。ここではアメリカでDermatopathologisitとして仕事をしている日本人のDrと話すことができましたが、彼も1日200くらいのreportを書いているそうです。
アメリカにはそのようなDermatopathologistがたくさんいるようです。記念館を見学してから夕食です。ボストンなのでロブスターでもでないかなあと期待していましたが、でかいチキンでした。残念。
木村先生はいろんな人をみつけてあれこれしゃべっていますが、僕はあまりしゃべれず。こういう席では英語力がないのがとても残念です。
福本隆也/アメリカ皮膚病理学会参加記
今年のASDP(American Society of Dermatopahology)のAnnual meetingは10月の14日から17日までボストンで行なわれました。ASDPについては皮膚科の臨床で埼玉医大病理の清水教授が書いておられたように(45;1177-1185、2003)、教育的なセッションの多い皮膚病理の学会です。この文章を読んでから是非行ってみたいと思っていましたが、札幌へ来たこともあって時間がとれたので木村先生と参加してきました。日本からの参加者は少なく、アメリカ皮膚病理学会へ参加を考えておられる方の参考になるかもしれませんので、学会の様子を書いてみます。

10/14
この日は16時からレジストレーション開始。参加については前もって学会のWebSiteで申し込んでおきます。コンサルテーションのセッションはそのとき申し込まなかったので、どこかあいてないか聞きましたがどこも満員といわれてしまいました。ちなみにSelf AssessmentやConsultationは別に参加費が$100かかります。
19時からDuelです。これはfellowやresidentが1時間ちょっとのあいだに12題の発表をして、最終日に賞が与えられます。
20時すぎからはInstructive cases with Instructive dermatologists という講演。5人の有名な先生が診断にひねりのあるcaseをプレゼンテーションするのですがどれも中身が濃くて勉強になりました。HIVに関連したものも二つありました。
このセッションだけでなく感じたことですが、HIV感染患者ではさまざまな疾患が特異な組織所見をとったり、普通見ない日和見感染がおこるため、そのあたりの知識にも精通しておく必要があると思います。
それ以外では研究所で問題にしている話題とかさなる講演も多く、同じことに問題意識を持っているのだなあと思いました。終了は22時前。木村先生にいろいろな先生に紹介してもらいました。Dr Hideko Kaminoとも握手。
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