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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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東川晋語/Common diseasesをたくさん見よう!
「良性疾患をしっかり分類して見るのは大切なことだよ。」と木村先生はよくおっしゃ います。
色素細胞性母斑のような良性疾患を適切に分類して特徴的な所見を整理することにより、悪性疾患がより良く理解できるのだそうです。
 皮膚病理研究所に通い始めてから2ヶ月になりましたが、最近になってその意味が少しはわかるようになってきたと思います。まだ通い始めのころは「何故ホクロひとつをblue nevusやらミーシャータイプやらにわざわざ分類するのだろう?」と疑問に思ったものでしたが、確かに顕微鏡下に見える切片から明らかな所見を常日頃しっかり取ることで、「この症例はこういう点で特徴的である」「この疾患にはこれらの付属所見が多く見られる」などと具体的に考えることが可能になります。また俗に言われる「絵合わせ診断」が難しく、診断名を付けるのに苦労するような検体であっても、このような細かな所見をしっかりと取る習慣が付いていると少なくともある特定の疾患であることを裏付けることができます。診断が難しくてもこのような診断名をきちんと付ける努力をすることはとても大切なことで、その為にも生理学や組織学が非常に重要になる、ということを木村先生は常日頃おっしゃっていますが、それが納得できる今日この頃です。
今週の「心に残る木村先生の一言」
 「Common diseasesをしっかり診断して治療できるようになること」
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