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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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仙波祐子/研修医日記4
 札幌は週末少し冷え込み、ダウンコートを着て出かけましたが、電車に乗っている周囲の人達はまだ秋の装いで、明らかに私一人浮いていました。複数の人から、「もうダウンコート着てるんですね」「真冬になったら先生何を着るんですか?」とつっこまれています。
 
 研究所では、最近日々の標本数が増えてきているようで、先週はたまたま難しい症例も多く、ハードな一週間となりました。しかしそのような中でも、木村先生はいつも疾患の解説や診断のポイントを講義して下さいます。週末も標本を読みに出勤されている木村先生の後ろ姿を見ていると、申し訳ないような、でも大変有難い気持ちで頭が下がります。
 研究所にはバーチャルスライドを作成できる機械があり、難解症例や典型的な稀少症例は、職員の方々がバーチャルスライドに取り込んで下さいます。ディスカッションを要するような難しい症例は、バーチャルスライドを使って、遠方の先生方と相談したりすることもできるようになっています。
 今までバーチャルスライドというものを本格的に使ったことがなかったのですが、いざ使ってみると、心配していたスピード、解像度の点でもほとんど問題ありませんでした。インターネットさえつながっていれば、家でもどこでも標本を見ることができて、非常に便利です。最近は夜寝る前、眠くなるまでバーチャルスライドを見て過ごすことが多くなっています。病院に出かけ、顕微鏡がないと標本を見られなかったこれまでの生活からは、ちょっと想像できない毎日です。
 なお、このバーチャルスライド、ピントの合ったきれいな画像を取り込むには、ただ無造作に機械にスライドを入れるだけではなく、やはり細やかな心配りとテクニックが要るのだそうです。今の便利な生活の陰には、研究所スタッフの方々の支えがあったのだと知って、改めて感謝です。
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