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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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井上智子/研修医日記5
 学会2日目です。2日目はほとんどがlectureでした。各分野のエキスパートが与えられたテーマを30分ぐらいで講義をされました。オーストリア、フランス、アメリカ、ドイツなど各国からの演者がもちろん英語で講義をするのですが、発声の仕方や、なまりがあったりで、なかなか聞き取りにくく、耳を慣らすのが大変でした。理解度は?50%解ればいいほうでしょうか。
Nativeでない人でも非常にclearな英語を話される方もいて、その人の講義はとても聞きやすく、内容も面白かったです。
自分のlistening能力のなさが問題なのですが国際舞台に出るためには本当に英語力が必要だと感じました。私が考える必要な英語力というのはすらすら話したり、きれいな発音で話したり、ひととおりの日常会話ができるということではなく、いかに自分の言いたいことを相手に解かるように話せるか、相手の言うことを理解できるか、その上で討論できるかどうかということです。
木村先生もおっしゃっていましたが、つたない英語でもこちらに相手が聞きたい材料さえあって、ある程度のコミュニケーションができれば輪が広がっていくんだと、本当にそう思います。もちろんこちらに討論するための材料がなければ話にならないので日々の病理の勉強は大前提ですが。
学会というのは社交の場、discussionの場であると改めて思いました。日本でもそうであり、そうあるべきなんでしょうが、なかなか若い人間でできている人は自分を含めてですが多くはいないと思います。特に国際舞台ではみんなが自分を売り込んでいるようで、誰でもすぐ声を掛け合って紹介しあい人脈を作っています。木村先生は今回の学会ではだいぶ年齢的には上で、先生の知り合い、友達は学会の重要人物ばかりでした。Dr.K.Resnik, Dr.O.Sangueza, Dr.P.Heenan, Dr.P. Leoit etc.普通にはお目にかかることもないそうそうたるメンバーですが、幸運にも紹介していただきました。もちろん重鎮ばかりではなく、若い人たちもたくさんいました。
若いといっても30後半ぐらいの波に乗っている年代、これからもっともっと延びていく年代の人々ですが。ドイツのA B啼r、彼女は慶応にも何年間か来ていたそうですが世界中を飛び回ってがんばっている若手です。JA Carlsonは次世代のアメリカのhope、C MassoneはGrazのhope。みんなエネルギーにあふれていました。彼らは目立っていましたが、私のようにひっそりと参加している人もたくさんいました。それでも、何か分らないことがあればフロアでしっかり自分を売り込んで質問をし、知り合いを作るという活動はしていました。そういう場でも英語は必要です。
ああ、nativeに生まれたかった、なんて甘えたことは言ってはいけませんが思ってしまいました。いやいや、甘えずに努力をしよう。ちなみに売り込み活動は若い人間だけでなく木村先生もしっかりされていました。Name cardをあらゆる人に渡し、人脈を作る、これ、基本です。こういう努力から新しいprojectが生まれたり、consultation case、lectureの依頼などいろいろな活動に広がりんだと思います。
その夜にはGala Dinnerという社交の場がありました。最初は参加を考えていなかったのですが、木村先生に連れられ参加しました。
さすがにこの会は重鎮と重鎮の弟子たちが主な参加者でした。男性陣はjacket tie着用で、女性陣はかなりの盛装でした。
リスボン市内の植物園の中に会場を特設しており、工夫されていました。ポルトガルはスペイン同様ラテンの国なので、とにかく夜が遅いです。夕食には8時は早い時間で、9時ごろから始まり盛り上がるのは11時過ぎだそうです。
今回のdinnerも集合は8時半で、食前酒が始まったのが9時。食事が始まったのは9時半頃でした。木村先生も私も夜はすぐに眠くなってしまうので10時半には中座したのですが、翌朝日本から参加した陳先生にお聞きしたところ帰りは12時過ぎになったそうです。
陳先生は翌日朝2番目の発表だったのになんだかんだして寝たのは1時半頃だったよとおっしゃっていました。
この日学んだことは、英語が大切ということ、社交能力が必要だということです。
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