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研修医日記/医療法人社団 札幌皮膚病理診断科
Sapporo Dermatopathology Institute
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宮下文/8月日記
■8.25~8.31
8月も終わりです。一応、夏日もありますが、20℃こえるかな?というような、涼しい日もありました。
9月、秋、いよいよ大好きな毛糸の季節です。関西ではこのところ暖冬続きで、手編みのセーターはタンスのこやしでしたが、さすがに北海道の冬はちがいました。手編みのちょっとごついニットの出番がいっぱいです。“毛糸だま”(雑誌名)秋号も買いました。今シーズンはどれを編もうかとわくわくしています。
(それどころじゃないはずなのですが)
先週の診断は何が何だか、無我夢中で過ぎました。今週は・・・やっぱり無我夢中でした。
最もcommonな、Seborrheic keratosis やVerruca vulgarisがちょっと変化すると、もう迷います。Seborrheic keratosis with the features of Verruca vulgarisが今週の目玉(?)でした。




■8.18~8.24
今週から、報告書を入力しています。
下読みでは、大体こうだろうなあ、ですんでいましたが、見えるものすべてを言葉にかえて、伝えるのは本当に難しいです。
 古賀先生、伊東先生にいちいち尋ねながら何とか始めました。
長いような短いような1週間でした。
  診断がむずかしかったのは、
Spitzoid Clark’s nevus
Dilated pore
真皮内にも病変のあるNodular fasciitis
Solar keratosis, Bowenoid
Hidradenoma
Angiomyxoma
Chondroma
等々
 来週もがんばります。

 北海道の夏は短いですね。
この1週間、ほとんど25℃を超える日はなかったです。
滋賀の友人に低温注意報がでているとメールしたら、そんな言葉は知らなかったと返事が来ました。

 オリンピックもそろそろ終わりです。
一番応援していた野球がメダルに届かなかったのは残念ですが、北海道日本ハムファイターズから、稲葉選手、ダルビッシュ投手、お疲れ様でした。




■8.2~8.8

8.2  高校野球(夏の甲子園)が始まりました。
      駒大岩見沢(北北海道)8-6 下関工(山口)
8.3  近江(滋賀)4-5 智弁学園(奈良)
      あと1点が届きませんでした。
      滋賀出身の私にはつらいです。
8.4  今週末に帰省します。
     戻ってきたら、診断が始まります。頑張らなくては!
     肉眼で見て白っぽいと、Lipomaと思います。よく見て、
     Fat necrosisと思ったら、木村先生もLipoma→Fat necrosis
      でした。
      心の中でガッツポーズ!
8.5  Cystと Inflammationの組み合わせが、むずかしいです。
      ケラチンの確認、好中球、組織球、多核巨細胞の有無・・・
8.6  北京オリンピック 開会式前に
     なでしこジャパン
       0-2から追いついたけれど、引き分けで、勝ち点1!
         アメリカ、ノルウェイ戦はきびしそうですね。
8.7  北京オリンピック
     男子サッカー
       0-1でアメリカに負けました。
       日本の方が上手そうなのに、アメリカはしぶとい!
8.8  滋賀に帰省しました。
     伊丹に着いたら、ものすごい暑さ・・・
 
~8.17 30℃超の暑さの中、溜まった家事とオリンピックで過ぎました。
     毎日、野球は欠かさず見ました。どうした?!星野ジャパン!!
     睡眠不足です。
     札幌に帰ってきたら、夏が終わっています。涼しいですね。
宮下文/7月日記
■7.26~8.1
天候不順ですが、あまり暑くなくて、楽ですね。
ちょっと時期が過ぎましたが、本州で梅雨のころ、北海道でも天候不順が2週間ぐらい続くことがあり、蝦夷梅雨と呼ぶそうです。ただし、気象庁は“梅雨”とは認めていないということです。気温も低目で“リラ冷え”ともいうのだそうです。
渡辺淳一 リラ冷えの街 で有名になった言葉ですね。
プロ野球オールスター戦、第一戦は、ダルビッシュの奪三振ショーを期待していたのですが、金本おじさんにやられました。最後は山崎おじさんが締めくくってくれました。
もうすぐ北京オリンピック、野球は金メダルをとってほしいです。




■7.19~7.25
東北の地震は北海道もかなり揺れたようですね。
恥ずかしながら、私は寝入ったばかりで、揺れの最後に目を覚ましました。
朝、研修医室で“すごかったですねぇ”といわれ、“そうだったらしいですね”と間の抜けた返事をしてしまいました。
東北の方々、大変でしたが、死者がなかったようで、不幸中の幸いですね。
街を行くと、紫陽花が真っ盛りです。
紫陽花には青酸配糖体が含まれていて、摂取量によっては、死亡するそうです。
数週間前に、葉を食べたための中毒がニュースになっていましたね。
きれいな花には棘ではなく、毒があったのですね。



 
■6.28~7.18
7.2~7.10は帰省しました。
滋賀も6月中は涼しかったようですが、7月から急に暑くなりました。
掃除機をかけるだけで、全身に汗をかき、何度もシャワーを浴びました。
札幌に戻ったら、暑いといっても違います。
窓を開けておけば、さわやかな風が、吹いてきます。
Creeping disease, Sparganosis mansoniを見ました。研修医の頃に、biopsyした後輩が『何か出てきました!』と叫んでいました。虫体付きの標本は、初めてです。
Seborrheic keratosis, Verruca vulgaris, Seborrheic keratosis with the features of Verruca vulgaris 見れば見るほどわからなくなります。
Seborrheic keratosisを見つめていると、Bowen’s diseaseが見えてきてしまいます。
道は遠いです。
宮下文/6月日記
■第29週(6.23~6.27)
札幌はさわやかな日が続きます。来週、滋賀に帰省しますが、蒸し暑いのでしょうね。
22日の日曜日はサッカー、対バーレーン戦、何とか勝ちましたが、WC出場できるのでしょうか・・・
今週はちょっと変わったミステリーを読みました。1996年出版の古本です。アメリカの小島が舞台で、日系の移民、漁業、イチゴ作り、偏見、太平洋戦争時の強制収容が取り扱われます。殺人の謎よりも興味深かったです。Louis Duhring先生史の後半です。
デューリングの価値は、皮膚医療への一つの貢献からは計算できません。
誰よりも、彼はこの国の尊敬される専門家として皮膚科学の確立に対して責任があって、その形成的な年に最高水準を維持していました。
それでも、彼の仕事の頂点は明らかに有名なヘルペス状皮膚炎に関するレポートの連続です。
Skin Diseases(1876)の彼のアトラスとSkin Diseases(1877)の上のPractical Treatiseは彼の2つの最も広範囲な全集でした、そして、後者は自国と同様にヨーロッパに彼の名声を広げるのに大いに役立ちました。
彼はCutaneous Medicineと表題をつけられる相当な百科事典的な仕事を開始して、第3の部分のための最初の材料を完了しました。そして、著者ががっかりしたことには、彼は仕事を完了することができませんでした。
彼は裕福になったので、デューリングの慈善は、ペンシルベニア大学を大きくし、フィラデルフィアでCollege of Physiciansの素晴らしい図書館を拡大する方へ大いに尽力しました。
若い頃には社会的役割が好きで、明るくて、気楽であるけれども、彼は後には内気でまじめになったので、アーサーヴァンハーリンゲン(彼の最も親しい友人のうちの1人)は言いました ― 「後年には、私が彼の微笑を見たか、彼が笑うのを聞いた、いかなる出来事も思い出すことができません。仕事への彼の没頭は、絶対で、完全でした。」
若い婦人の早すぎる死亡がこの変化を促進したことが示唆されました。
デューリングは、彼の人生を通じて性質がはっきりしない病気で悩まされました。
心臓過敏症の症状と支配的な不明確な腹部の不安。
1885年の神経衰弱は、ほとんど彼の経歴を終了しました。
彼は、直接的に、または、間接的に、1913年5月8日に回腸の絞扼で亡くなりました。
皮膚科学の功績は偉大なのに、私生活はあまり幸福ではなかったようですね。



■第28週(6.16~6.20)
東北地震、秋葉原無差別殺人、そして作り置き点滴による死亡
    恐ろしい事件が続きます。
今週は、Louis Duhring先生の紹介です。
いつものCLASSICS IN CLINICAL DERMATOLOGYがやや多くのページを割いていますので、2回に分けます。
1845年12月23日に、Louis Adolphus Duhringは、フィラデルフィアで生まれました。
彼の家族は著名で、裕福でした。
男の子として、彼は勉強好きで、読書家でした。
私立フィラデルフィア学校の初等教育とペンシルベニア大学の学部で勉強した後、この大学の医学部に入学して、1867年にNervous Goutと表題をつけられる卒業論文を提出して、卒業しました。
そして、フィラデルフィア病院(Blockley)で研修中に、皮膚医療に対する彼の関心は最初に明らかになったのですが、それは、彼が診ていた老人の皮膚の痛みを伴う神経腫の症例によってでした。
研修終了後、当時この国ではほとんど関心をもたれていなかった皮膚科学で、特別なトレーニングのためにヨーロッパへ旅立ちました。
彼は、彼の人生のあらゆる仕事をマークした熱意と激しい集中でヨーロッパの方法を研究することに次の2年を費やしました。
ベルリン、パリとロンドンで彼は詳細な調査をしましたが、彼の最も有益な月を過ごしたのはウィーンででした。
達人中の達人、Hebra、さえ、彼のすばらしい仕事に感動しました。
彼はまた、コンスタンチノープルで東洋の皮膚病を、ノルウェーでハンセン病を研究しました。
1871年に、彼はペンシルベニア大学の皮膚の病気に関するLecture、1876年のDermatologyのClinical教授と1890年の正式な教授に任命されました。
彼は、1910年に彼の引退まで学校と直接関係しているままでした。



■第27週(6.9~6.13)
気候が不安定で暑かったり、寒かったりします。
12日は、札幌ドームに日本ハム対巨人戦を見に行きました。
元巨人ファンの私は、一塁側に席をとったのですが、ふがいないジャイアンツについファイターズを応援してしまいました。
13日はお誕生日会をしていただきました。
北海道で子供と二人、思いがけないことに、なんだかジーンと嬉しかったです。
Paget病で有名なPaget先生の紹介です。
James Paget
James Paget卿は1814年、1月11日、Yarmouth(England東部の都市)で生まれた。
父親は成功している、船主で商人で、兄弟が16人いた。
少年時代は植物学と昆虫学に興味があった。
予備教育の後、Mr. Charles Costeron(地方の内科医)に弟子入りした。
1834年に見習い期間を終わり、LondonでSt.Bartholomew's Hospitalに入学した。
Pagetは同病院史上最も優れた学生で、彼が容易にやり遂げなかった、学生名誉はほとんどない。
1年目に、よく知られた寄生旋毛虫の発見がなされた。
1836年に卒業した。
フランスで短期間勉強したあと、Englandに戻り、St.Bartholomew's Hospital Museumの館長になり、病理学で、後には、生理学の講師となった。
1847年、外科助手になり、College of Surgeonsnのために、シリーズの講義もした。
これらの講義は、病理学と生理学のより新しい概念を解剖学と関連させることに成功し、Pagetは英国医学で最も前途有望な青年となった。
彼は“彼の時代の第一の外科医”としての地位英国外科の頂点に登りつめた。
国で最も重大で、最も有利な仕事なし続けることに加えて、彼は多くの教育や組織的な仕事をする時間も見つけ、技術的と臨床的と両面から、外科のすべての観点についての多くの論文を書いた。
業績は
Osteitis deformans
Tuberculosis in the aged
Sequellae of typhoid fever
Peripheral nerve injuries
Paget's disease
Pagetは暖かい心の持ち主で、その態度は敏感で、言葉少なく、率直だった。
ほとんど敵がいなかった。
スポーツは好まず、ホイスト(トランプ遊び、ブリッジの前身)の名手で、音楽に造詣が深く、ハイキングを好んだ。
晩年は平和で、1899年12月30日に亡くなった。



■第26週(6.2~6.6)
やっと初夏の気候と思ったら、また低温の日が続きます。
よさこいソーラン祭というのに、雨も降っています。
でも文字どおり、雨にも負けず、皆さんがんばっていますね。
Balloon cell nevusをちょっと勉強しました。
Balloon cell melanoma
Balloon cellが腫瘍細胞の過半数を占めるMalignant melanomaのことをいう。
Balloon cellは核がshrunken lookingでhyperchromaticだが、pycnoticではない。
細胞質はabundant and finely vacuolated, with scattered melanin granules
Cytoplasmic size, content of melanin and outer borderは様々
Melaninは存在するが、scarce and irregulariy distributed
   “washed out”lookingが特徴
他のmelanomaと臨床像や臨床経過に違いはない。
Baloon cell nevusとの鑑別が重要。
宮下文/5月日記
■第25週(5.26~5.30)
今週も100例ぐらい下読みさせていただきました。
一人で見ていると、Seborrheic keratosisにBowen's diseaseが見えたり、Verruca vulgaris
がSCCに見えたりしてしまいます。木村先生の言われるように、common diseaseぐらいは間違いなく読めるようになりたいです。
4月より寒い5月でした。特に(土)(日)は最高気温が11℃~13℃と関西なら冬の気候でした。明日からは20℃近くまで上がるようで、ほっとしています。


    
■第24週(5.19~5.23)
20日(火)は大荒れの天気でした。暴風雨で、傘が裏返しになりました。
今週の下読み
  Ganglion
Syringocystoadenoma papilliferum or Apocrine gland carcinoma, Breast cancer or Metastatic adenocarcinoma
Follicullar cyst, Seborrheic keratosis, MCN・・・多数
Solar keratosis, Bowenoid type
Digitate dermatosis or Mycosis fungoides, early patch stage
Leiomyoma
Mammary Paget's disease or Extramammary Paget's disease
  Verruca vulgaris
Condyloma acuminatum
Squamous cell carcinoma
Dermatofibroma
Solar keratosis
Prurigo nodularis
Schamberg病
Psoriasis vulgaris
Apocrine gland cyst
Basal cell carcinoma
Neurofibroma
Verruca plana
Trichoblastoma
Carcinosis cutis
Blue nevus, cellular type
Poroma
Leukocytoclastic vasculitis
Tick bite reaction
たくさん下読みさせていただきました。
  

    
■第23週(5.13~5.16)
2週間、帰省しました。札幌に戻ったら、帰省前より寒くてショックです。
 今週の下読み
MCN
Seborrheic keratosis
Follicular cyst
Lichen simplex chronicus
Verruca vulgaris
Neuroma
Dermatitis with eosinophilic spongiosis
Poroma
Bowen
Halo nevusと Sutton nevusが話題になりました。
サットン母斑で有名なRichard L. Sutton先生は、もちろん多くの皮膚科学の著書がありますが、そのキャリアはworld wideでAfrican Holiday, Tiger Trails in Southern Asia, An Arctic Safariという著書もあります。
宮下文/4月日記
■第22週(4.21~4.25)
今週の下読み
  Verruca vulgaris
    構築はKeratoacanthoma
MCN
Mixed tumor
Pilomatricoma, old lesion
Fibroepithelial polyp
Leiomyoma and Syringoma
Follicular cyst
Foreign body
Pale cell acanthoma
Lipoma
Seborrheic keratosis
Psoriasis vulgaris

マダニを2日続けて、見ました。北海道に多いとは聞いていましたが、ちょっとびっくりしました。



■第21週(4.14~4.18)
今週の下読み
  Verruca vulgaris
MCN
Psoriasis vulgaris
Seborreic keratosis
Hidrocystoma
Neurofibroma
Pilomatricoma
Fibroepithelial polyp
Prurigo nodularis
Lichenoid drug eruption
Dermatofibroma
Simple lentigo
Dilated pore
Bowenユs disease
Arthropod reaction
4月にしては、暖かいですね。昨年は、今頃はまだ冬服を着ていたような気がします。



■第20週(4月7日~4月11日)
Follicular cyst, isthmus-catagen type
granular cell はあるが、 granular layerはない
  Dilated pore(Winer)
嚢腫壁の構造がSeborrhec keratosisに類似
  Microvenular hemangioma
   通常は壁の薄い小血管が増加するが、静脈圧の亢進に抗して壁が厚くなる可能性がある
     鑑別 Epithelioid hemangioma
Cylindroma
Osteochondroma
Nuchal fibroma
 4月8日(火)、札幌ドームで日本ハム対楽天戦を見ました。0対7から8対7への大
逆転でした。こんな試合はめったにないです。興奮しました。



■第19週(3月31日~4月4日)

  Steatocystoma with Vellus hair cyst
Hybrid cyst:混合嚢腫
  Hydrocystoma
Eccrine : retention
Apocrine : true neoplasm
Extramammary Pagetユs disease or Bowenユs disease
・CK7が有用
    ・ジアスターゼ消化PAS染色    Bowenは消化される
    ・アルシアン青ムチン染色
  Poroid cell neoplasm
・Hydroacanthoma simplex(Smith-Coburn)
・Dermal duct tumor
    ・Poroid cell hidroadenoma(Mayer-Ackerman)
    ・Poroma(Pinkus type)

・Syringocystadenoma
MCN congenital periadnexal
perivascular
collagen fiberの間
Phakomatosis pigmentovascularis
今週の下読み
  Poroma(Pinkus type)
Follicular cyst
Verruca vulgaris
Lichenoid dermatitis or Mycosis fungoides, patch stage
Bowenユs disease with features of verruca vulgaris
Basal cell carcinoma
Suppulative fibrosing granulation tissue
Seborrheic keratosis with Solar keratosis
MCN
Mucinous carcinoma
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